基本のお手入れ

お肌は繊細

エステに来店した際、担当スタッフから「おうちでも化粧水をしっかりなじませてください」と言われることがあるかと思います。お肌(角質層)に化粧水をたっぷり含ませることはお手入れにとって非常に重要です。お肌の断面図をご覧になったことはありますか?

肌は表皮、真皮、皮下組織の3つからなり、この3つのうち、表皮はさらに4つに分かれます。下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層となっていて、私たちがお手入れしているのは一番上の角質層というところです。

厚さは0・02㎜ セロテープを貼ってはがせばはがれてしまうような薄さですが、角質層には14~15層の肌細胞が並んでいます。基底層から産まれた細胞が順番に上がってきて,役目を終えると垢となってはがれていきます。

角質層の役目とは? 

それはバリア機能です。では、どこを守っているのか?、それは角質層の下にある顆粒層から下の生きている細胞の全部。簡単に言えば、私たちの細胞すべてを守っているのです。 ですからやけどをすると細胞を守ることができなくなり、最悪の場合は死に至ることもありますよね。つまりとっても薄い角質層ですが、全身、この角質層に覆われているので私たちの細胞は守られ生きていられるのです。そして大事なバリア機能のために必要なのが、角質層の細胞に水分と脂分が保持されているという事です。

子供の肌と大人の肌

子供の頃はプリプリのもちもちのお肌でした。細胞に水分を抱えていて、細胞をくっつけてくれる脂分があったからです。そして約1か月で下から新しい細胞があがってきて、役目が終わった細胞は垢としてはがれていました。この繰り返しをターンオーバーと言います。つまり細胞が生まれ変わっているということです。

では… 大人となった今は? 残念なことに新しい細胞がなかなか上がってきてくれません。垢としてはがれなければいけない古い細胞が居座り、その細胞には水分もありません。触ると硬く感じます。脂分もないので細胞同士がバラバラで触るとザラザラします。水分、脂分がないので自分で浸透させることが必要になります。これがお手入れをする理由です。

冬はお肌が乾燥する?

「冬だから乾燥するのは仕方ない」というお話をよく耳にしますが、ここがポイントです。冬だから空気が乾燥しているので、確かに乾燥するなーと感じますが、夏の頃のお肌と変わっていません。角質層に水分と脂分がないことには変わりがなく、季節が違うとそれを感じやすいか、感じにくいか?が違うだけなのです。つまり、お手入れというのは、春だから、冬だから、で変わるものではありません。

おススメのお手入れ

イプセン基礎シリーズは天然由来成分で医薬部外品です。シリーズで使用することで自然治癒力を高め、お手入れしているお客様は肌質が変わっていくのを実感してくださっています。お肌が変わるとメイクなども楽しくなります。夜は鏡を見ながら自分のお肌にお疲れ様と語りかけるように優しく。朝は今日も一日よろしくという思いで。

手間をかけていると必ずお肌は答えてくれます。スキンケアをする時間が楽しいと3か月後、半年、1年後、3年後のお肌が今と違ってきます。

株式会社イプセン

1986年創業。化粧品メーカーとして自社ブランドの化粧品、医薬部外品、健康補助食品、ヘアケア・ボディケアなどの企画・開発・販売を行う。またフェイシャルケアショップBeHouse(ビ・ハウス)(自社商品を使用した独自のフェイシャルエステを提供)を直営並びにフランチャイズ、取扱代理店を含め全国に50店舗以上を展開。

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