夏から秋へ 季節の変わり目でのスキンケアのポイント
涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたね。お肌にとっても紫外線が落ち着き、湿度が下がりきっていない秋は、年間で最も快適な季節です。そんな秋は、夏の酷暑で受けたダメージの修復と、寒く乾燥する冬への備えに最適な季節です。実りの秋はお肌にもたっぷりと栄養補給をしてあげてほしいのです。今回は秋から冬にかけてのお肌のお手入れを考えてみましょう。
まずは今のお肌の確認
「季節の変わり目は肌が荒れやすいの」「カサカサして粉をふいてしまう」という方は、夏のダメージ肌の修復が急務です。実は夏の間のスキンケア不足、ダメージが蓄積されたお肌は、秋の湿度でも悲鳴をあげています。このままでは冬は心配です。
「少し乾きやすさは感じるものの、安定している」という方は、理想的な状態です。修復よりも冬への備えを意識していきましょう。
そして、恐らくどちらの方にも当てはまるのが「なんだかくすんでいる」ということではないでしょうか。実は秋は1年の中で1番肌色が暗い季節とも言われています。真夏に過剰に作られてしまったメラニン色素が時間（28日＋年齢）をかけ、表面にでてきいるからです。また、気温の低下による血行不良、夏場の紫外線により代謝が低下したために角質肥厚が起きていることもくすみの原因となっています。
気温・湿度とお肌の変化
本格的に気温や湿度が低下し、お肌にとって過酷な環境になる前に、修復させ、冬に備える栄養を補いたいのです。気温の低下は皮脂量を低下させます。冷えることで、血流も滞り、くすみ、代謝の低下に繋がります。湿度が下がれば、下がるほど、つけた化粧水の蒸発が早まり、スキンケアの効果を感じにくくなってしまいます。
効果的なお手入れ５つ
その１ ダメージ蓄積肌には即効性
即効性のあるスペシャルケアアイテムを加えてみましょう。また、基本のケアを見直すことも大切です。
その２ 湿度変化に合わせ量を増やしましょう
すでに始まっている湿度の低下で、つけたスキンケアアイテムの蒸発が早まっています。量を増やすことが大切です。
その３ 気温の低下に合わせ油分ケアを確実に
気温の低下で皮脂量も低下します。また、私たちは年齢とともに、水分よりも先に皮脂量が減少していきます。皮脂量が減ることで、水分の蒸発も早まりますので、皮脂量減少は水分減少にも繋がります。皮脂膜を補うように洗顔後のオイルケアを欠かさないようにしてくださいね。
その４ くすみ肌には美白ケア
メラニン色素がとどまらないように代謝促進、色素還元のケアを意識的に行いましょう。
その５ 栄養クリームでコーティング
冬に備えて、万全にしておくことが大切です。せっかく補った栄養が逃げていかないようにしっかりとコーティングしておくことが大切です。
株式会社イプセン
１９８６年創業。化粧品メーカーとして自社ブランドの化粧品、医薬部外品、健康補助食品、ヘアケア・ボディケアなどの企画・開発・販売を行う。またフェイシャルケアショップBeHouse(ビ・ハウス）（自社商品を使用した独自のフェイシャルエステを提供）を直営並びにフランチャイズ、取扱代理店を含め全国に５０店舗以上を展開。
